当社は「お客さまに安心・安全・快適で楽しいカーライフをご提供するため」に、社員と家族が心身ともに健康で明るく充実した生活を送れるよう健康経営に取り組みます。
平成31年4月1日
代表取締役 須加尾 明彦
健康経営の目的と体制
健康経営の目的
当社の社是は「皆で幸せになろう。」です。そして当社の願いは「お客さまに安心・安全・快適で楽しいカーライフを送っていただく」ことです。
そのためには、お客さまに接する社員が心身ともに健康で明るいこと。そして、社員を支えている家族も同じく健康で明るく充実した生活を送れることが何よりも重要と考えています。
まずは社員とその家族が幸せになり、それがお客さま、取引企業様、地域社会の皆様にあまねく広がり、皆が幸せを感じられる社会の実現を目指して参ります。
健康経営を推進するための体制
経営トップ自らが健康経営推進責任者となり、担当役員を実務責任者に任命し、本社総務部長および各拠点店長・工場長を健康経営推進担当者として兼任させています。
健康経営推進責任者および健康経営推進担当者は、労働時間の適正化・有給休暇取得率の向上・精密検査受診率の向上・職場内コミュニケーションの活性化などを推進しています。
また、平成31年からは産業医と契約し、メンタルヘルス向上・健康指導面談の実施に取り組むと同時に、(株)ベネフィット・ワン様と提携し、福利厚生制度の充実にも取り組んでいます。
健康経営で解決したい経営上の課題・期待する効果・具体的な取り組み
健康経営で解決したい経営上の課題・期待する効果・取り組みの経緯
1. 健康経営で解決したい経営上の課題・・・社員のパフォーマンス向上と組織の活性化
当社では定年後再雇用の嘱託社員に年齢制限を設定していません。健康で元気に働くことが出来る人には、本人が希望すれば幾つになっても働ける制度となっています。そのため、社員には20代・30代の頃から自分自身の健康に高い関心を持ってもらい、長期間心身ともに健康な状態を維持してパフォーマンス向上に取り組み、物心ともに豊かな生活が送れるように環境を整備することが経営上の課題であると捉えています。
2. 期待する効果
メンタルヘルスの不調や疾病による休職・退職を防止するため、人事制度として長時間労働の削減や有給休暇の取得率を向上させる仕組みを構築しています。ハード面では、熱中症防止や疲労軽減が期待されるサービス工場へのエアコン設置や、間接部門の工数削減が可能となるDXを推進しています。ソフト面では、社員のエンゲージメント向上のためのサービス導入等により、社員の自己実現意欲の醸成や成長機会の提供により貢献意欲を高め、労働生産性を5年以内に2020年比30%アップに取り組みます。
3. 取り組みの経緯
当社は2018年から健康経営に取り組んでいます。健康経営取り組み前はリコールの頻発などで仕事量が増加し、長時間残業や休日出勤が常態化しており、その影響により離職者が増加。残された社員が更に長時間残業を強いられるという悪循環が続いていました。それらの改善を図るため健康経営に取り組み、労働時間の適正化、特に長時間残業の削減と有給休暇の取得率向上によるワークライフバランスの改善や、離職率を低下させるため福利厚生の充実に注力してまいりました。その結果、2018年以降は目に見えて長時間残業の削減や有給休暇取得率が向上し、離職率も業界平均を大幅に下回る水準を達成することが出来ました。
今後も社員一人ひとりに寄り添った、よりきめの細かい健康経営施策に取り組み、会社のビジョンと社員一人ひとりの「ありたい姿」が重なり合う未来を目指して取り組みを続けていきます。
また、過去に取り組んだ健康経営のノウハウや効果的な施策などをグループ会社はもとより、取引企業様や地域社会の皆さまとも共有し、皆が幸せを感じられる社会の実現に一歩一歩近づいてまいります。
具体的な取り組み内容
1. 社員の健康維持・増進の取り組み
- ① 健康診断実施率100%
- ② インフルエンザ社内予防接種実施
- ③ ストレスチェック
- ④ メンタルヘルス不調による休職・離職の防止
2. ワークライフバランスの推進
- ① 長時間残業の撲滅
- ② 有給休暇取得推進
3. 社員同士のコミュニケーション活性化
- ① 社員旅行・イベントの開催
- ② 社内クラブ活動参加推進
具体的な取り組み内容のKPIと達成状況
1. 社員の健康維持・増進の取り組み
- ① 健康診断実施率100% → 2022年実施率100%
- ② インフルエンザ社内予防接種実施90% → 2022年は店舗改修工事のため社内予防接種は見送り、各自接種しました。
- ③ ストレスチェック受診率90% → 2022年受検率100%
- ④ メンタルヘルス不調による休職者・離職者0 → 2022年に入り離職者2名 休職者が2名おりましたが、2023年9月現在休職者は復職しています。一方、2023年に入り新たに休職者が1名発生。現在復職を目指してリーワークプログラムを受診中です。
2. ワークライフバランスの推進
- ① 長時間残業の撲滅 月平均所定外労働時間10時間以内 → 2022年月平均所定外労働時間9.0時間
- ② 有給休暇取得推進 年次有給休暇取得率50% → 2022年取得率53.2%
3. 社員同士のコミュニケーション活性化
- ① 社員旅行・イベントの開催 社員旅行参加率80% → 2022年10月 2年半振りに2泊3日の函館旅行を開催。58名の社員が参加しました。(参加率38.9%)
- ② 社内クラブ活動参加推進 2020年野球部、フットサル部、ゴルフ部、釣り部、テニス部、バトミントン部、バスケットボール部が活動中
パフォーマンス指標の開示
1. アブセンティーズム
- ① 測定方法:病気による休暇取得(遅刻早退を含む)の日数を社員アンケートで聴取
- ② 実績値:2.1日(全社員平均)
2. プレゼンティーズム
- ① 測定方法:WHO-HPQの絶対的プレゼンティーズム(0〜100点)を用いた社員アンケートで聴取
- ② 実績値:55.6点(全社員平均)
3. ワーク・エンゲージメント
- ① 測定方法:株式会社ラフールが提供するラフールサーベイを活用。全144問からなるディープサーベイにて、ワーク・エンゲージメントを算定。(100点満点)
- ② 実績値:59点
健康経営優良法人 2023認定について
株式会社 ホンダカーズ埼玉南は、従業員の健康保持・増進への取り組みを経営的視点から考え、戦略的に実践していく企業として、3月8日に経済産業省と日本健康会議が共同で選定する「健康経営優良法人2023」に認定されました。